夜眠れない子ども…母親の心がすり減る前にできること

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子どもが眠れない夜が続く…私の毎晩の戦い

私

今日こそはやく寝てほしい…

そう思いながらベッドへ入っても、子どもは眠れず…

時間ばかり過ぎていく…。

私の娘はHSCの特性があり、その日にあった些細な出来事も心のなかでぐるぐると考え続けてしまいます。

夜になるとそれが不安になって現れ

娘

怖い夢を見そう…

ぜんぜん眠れない…

と言って眠れなくなってしまいます。

それに付き添う私も、もちろん眠れません。

最初は

私

大丈夫だよ、そばにいるからね

と、優しく声をかける余裕があっても正直、毎晩付き合うのはつらいです。

母親だって眠りたい。

ひとりになりたい時間だってある。

でも、娘の気持ちもわかるからこそ突き放すこともできない葛藤…

今日は何時間眠れるんだろう…

明日も早く起きてお弁当作らないと…

そんな思いが積もって眠れないのは子供だけじゃなく、私も『心が休めない状態』になっていました。

自分が壊れる前に『完璧をやめる勇気』をもってほしい

子どもが夜眠れないとき、いちばん大切なのは『完璧に対応しようとしないこと』。

私たちは、子どものためならど苦しくても頑張れてしまうものです。

でも、その『頑張り』が積み重なるといつか心が壊れてしまいます。

寄り添ってあげたい、でも限界…

怒りたくないのに怒ってしまう…

愛しているのに、距離を置きたくなる…

こんな感情が出てきたら『限界のサイン』です。

  • 子どもに寄り添うこと

  • でも自分を犠牲にしすぎないこと

この両立こそが、長く続く『夜の付き合い』を乗り越えるカギになります。

まずは、自分を犠牲にしてまで全部に応える必要はないと自分自身に許可を出してあげてください。

いい母でいようとするほど、心が削られていく

子どもが眠れないのは、わがままでも甘えでもありません。

とくにHSCのように敏感な気質を持つ子どもは、眠りにくさの理由が明確に存在します。

  • 昼間の緊張や不安が頭から離れない

  • 音、光、気温などの刺激に敏感で落ち着かない

  • 眠らなきゃと思うほど、緊張して目が冴える

  • 自分でも理由がわからず、ただ不安になる

それに100%応えようとすれば、親は『いつも笑顔で』『いつも優しく』『いつも寄り添って』いないといけない。

でも、それは現実的に不可能です。

自分を追い込めば子どもとの関係も、生活も心も崩れてしまいます。

私と娘リアルな夜。どう乗り越えたか

当時の様子

娘が眠れなくなったのは小学1年生の頃からでした。

最初は週に1〜2回だったのが、いつの間にかほぼ毎日に…。

娘

怖い夢を見そうで目をつぶれない。

明日のこと考えるとドキドキして眠れない。

なんか、全然寝れそうにない。

その都度話を聞いてあげたり、隣で手を握ったり、背中を撫でたりしていましたが私自身が寝不足で疲れ果ててしまい何も感じなくなってきたことがありました。

私

このままだと私、壊れるかも…

そう思ってからようやく『やり方を変えよう』と決めました。

試した工夫

1. 時間を区切るルールを導入
私

今から30分は一緒にお話も出来るよ!
でも、その後はママも休むね!

と、事前に説明して約束を交わす。

時間を区切ってそばにいる時間を伝えることで、寝るための心の準備ができ、毎晩同じリズムで行動することで「この時間が来たら寝る準備」など子ども自身の体内時計も整っていきます。

また、毎晩無制限に子どもに付き合うのは親にとっても負担が大きいものです。

「ここまでは付き合う」「ここからは自分の時間」と線を引くことで、親の消耗を防ぎ継続的に子どもと付き合う余裕を確保できます。

2. 環境を整える
  • LEDの豆電球を使って部屋をほんのり明るく

  • ホワイトノイズのアプリで静けさを和らげる

  • 好きなぬいぐるみを「見守り係」として横に添える

小さな工夫が子どもの不安を和らげる手助けになります。

3. 気持ちを言葉にしてあげる
私

今日の〇〇がまだ気になってるのかな?

明日のこと考えるとドキドキするよね〜
一緒に楽しいことできたらいいね!

子どもはなんで眠れないのかわからないこともあります。

代わりに言語化してあげると、心が落ち着きやすくなります。

4. 眠れなくても大丈夫と伝える
私

お布団に入ってるだけで、体はちゃんと休めてるよ。

眠るのが遅くても、明日気持ちよく起きれたらOK!

眠らなきゃいけないというプレッシャーを取り除いてあげることで、かえって眠れることもあります。

このようにすることで娘も少しずつ安心し、なにより私自身が『ずっと付き添わないといけない』という思い込みから解放されていきました。

『寄り添うけど、背負わない』スタンスで親子は救われる

子どもに付き添って夜遅くまで起きていると、罪悪感を持つ親も多いです。

早寝早起きができていない…

母親失格では…?

いいんです。

あなたはもう十分がんばっています。

寄り添うけれど、自分の休息も大事にしていい。

このバランスが、子どもにとっての安心の土台になります。

そのスタンスが、子どもにとっても一番安心できる環境になります。

眠れない夜も『子どもとの関係を育てる時間』に変えるために

眠れない夜はつらいけども、子どもが『自分をわかってほしい』と願う時間でもあります。

そして、そこには親子の絆を深めるチャンスもあります。

あなたの心がすり減ってしまう前にこのことを意識してみてください。

  • 母親が倒れたら家族も崩れる

  • 寄り添いすぎなくていい

  • 時には寝ない自由も尊重する

  • 子供の特性を理解し、対応より共感を重視する

  • 自分に優しくすることで、子どもにも優しくなれる

この視点を持つだけで、夜の時間が『試練』から『関係づくりの時間』へと変わっていきます。

あなたの心も、ちゃんと休ませてください

「眠れないのは子どもだけじゃない」

「親だって、夜になると孤独でつらい」

そんな気持ちに寄り添いたくてこの記事を書きました。

あなたの努力は、きっと伝わっています。

でも、あなた自身の心と体にもちゃんと休息を与えてあげてください。

今、このブログを読んでくれているあなたが、『わたしだけじゃないんだ』と感じて、少しでも心が軽くなりますように。