親が苦しいときに読んでほしい、特性育児の現実-「私だけじゃなかった」と気づけた日-

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朝がくるのが怖いあなたへ

私

今日もまた1日が始まった…

そんなふうに思う朝が続いていませんか?

私の娘は自分の髪を無意識に抜いてしまう抜毛行為があり、HSCの気質とアスペルガー症候群(ASD)の傾向がありますが、いわゆる発達障害と診断されたわけではありません。

周りから見れば「元気そう」「普通に見える」と言われることも多いです。

けれど学校に行けなくなり、精神的にもだいぶ不安定で大きな音や声にとても敏感です。

私も気持ちに余裕がなくなり毎日気持ちが張り詰めたまま…。

私

もう限界かもしれない…

何度もそう思いました。

子どもを思う気持ちが強いからこそ、親は苦しくなる

親だから、子どもを支えたい。

だけど毎日気を張り続けてたら誰だって疲れ果てます。

たとえば、我が家の場合…

  • 抜毛行為を目にし、その後床に散らばった髪の毛を片付ける…

  • 毎日遅くまで眠れない娘のお喋りに2〜3時間付き合う…

  • 朝方にパニックで泣き出してしまうときもある…

  • 気持ちが沈んでしまっている時は安心できるよう側にいるため、職場に休みの連絡を…

こんな日が続けば当然、親の心もすり減っていきます。

家なのに気が休まらない。

そんな生活の中で、自分自身を見失いそうになることもあります。

特性がある子どもとの生活は”普通”の型に当てはまらない

学校に行く、友だちと遊ぶ、朝起きて夜寝る、決まったご飯を食べる…

そんな当たり前が、当たり前じゃない。

特性によって、その子の『できること』と『どうしても難しいこと』にははっきり差があり、それを親が一つ一つ受け止めていく必要があります。

「努力したら変わるよ」「もっと厳しくしたら?」と周囲に言われたこともあります。

そうした言葉に更に追い詰められることに…

でも、それは違う。

我が子も、私たち親も決してサボってなんかいないし、毎日毎日がんばり続けている。

たとえば、昨日より少し早く起きられた。

たった1時間でも学校に行けた。

「今日ずっと楽しそうだね」と思えた日。

それだけで涙が出るほど嬉しい。

『できないこと』があったとしても『できたこと』だって確実にある。

子どもたちの小さな変化や成長を誰よりも見てきたのが私たちです。

私だけじゃない。そう思えたとき少しだけ肩の力が抜けた

ある日「抜毛症」という言葉をネットで調べていたとき、あるママの育児ブログを見つけました。

そこに書かれていたのは、うちとよくにた日々。

私

うちと同じだ…

そう、私もそれがつらかった…

読み終わったあとは、泣いていました。

「私だけじゃなかった」って初めて思えたから。

学校に行けない子、感覚が過敏な子、見た目にはわからない不安や葛藤を抱えた子たちは実はたくさんいる。

そして、その子たちを全力で支えながら、ボロボロになりながら頑張ってる親も私だけじゃない。

自分と同じように悩み、支えようとしている親がいることを知った瞬間、ふっと肩の力が抜けたんです。

だからこの投稿も、誰かの「私だけじゃない」と思えるきっかけになったらいいなと思っています。

今の私たちが、多くのことを乗り越えてきた証拠です

特別なことをしていなくても、日常の中にたくさんの努力と工夫があります。

  • 心の調子に波がある中でも、少しでも落ち着くよう配慮する

  • 音に敏感な子どもに合わせて生活音を調整する

  • 心配しながらそっと見守っている

  • 子どものために調べて、情報を集め、専門家にも相談しながら対応を考えている

  • 今日のコンディションを見極めて声をかけている

それ、全部すごいことです。

周りと比べなくていい。

「学校に行けてない」「何もできてない」と思える日でも、全部ちゃんと意味がある。

不登校でも、外に出れなくても、笑えない日があっても、その中で毎日こなしていることがある。

私たち親は何もできていないんじゃない。

見えにくい努力を、たくさん積み上げているんです。

苦しさを抱えながらも、ここまでやってきた

特性がある子どもを育てていくのは、毎日が調整の連続です。

だけど「今日も1日終わった!」って布団に入れたら頑張った証拠。

たとえ泣いた日でも、怒ってしまった日でも…

それでもまた子どもを見守って、向き合って、ここまでやってこれた。

私たちは、決して一人ではないと知ってほしいです。